それは「磨く」というコンテンツ。

 

過去の記録を覗いてみると『言うだけ言う音ゲー』(2021/11/1)の記事ではプロジェクトセカイ カラフルステージfeat.初音ミク(通称プロセカ)を始めてから一か月が経過したときの達成状況や所感について述べている。

現在プレイ8か月目、ハマっているときの時期に波はあるがイベント含め結構真面目に取り組んでいる方ではないかと振り返る。

温故知新、ゲームには独自のシステムにおけるゲーム難度が設定されていて、高難度ほどクリアしがたいというのは自明の理であるところだが、その分クリアしたときの喜びもまたひとしおである。

プロセカにはおよそ200曲のボーカロイドを中心とした楽曲が収録されており、それぞれに4段階の難易度が設けられている。一番難しいのはMASTERと呼ばれ、うち何曲かについてはフルコンボ自体が稀有になるくらいにはユーザーにとっても非常にやりごたえのある内容となっている。

さて、いま自分、MASTERのフルコンボ曲数は50を超えた。一か月が経過した際、MASTERのフルコンボ数はゼロだった頃と比較すれば実績としても確かな成長を指先に感じる。MASTERのフルコンボした数は曲数に応じてアチーブメントが更新される。いわゆる30曲で『皆伝』という称号を得ることができる。30曲で『皆伝☆』、それから10曲更新されるごとに星の数が増えるため、いまようやく『皆伝☆☆☆』となった。

プロセカは他人とマルチプレイを行う際に称号を冠したプロフを自然と見ることができるが、皆伝(あるいは真・皆伝)のバナーを見ると、そのプレイヤー自身の力量を如実に感じることができる。いわば自分の商標価値を示す上で、皆伝のタグというのはうってつけなのだ。嬉しいという感情と同時に矜持とも捉えられる皆伝バナーはやはりプレイヤーなら誰もが欲しいくらいには求心力がある。自分にとってもMASTERの曲をフルコンボすることは最近の目標になっているし、それが一番の技術の向上につながるとも思っている。

そんな実績解除のための音ゲーなんて義務みたいでつまらない、とかってのもたまに冷静になると思うこともあるけれど、でもやっぱりゲームというものの本質とはクリアをして得られる達成感に他ならないわけです。

いまの自分はわりとストイックにMASTERのフルコンボを狙ってプレイしている。すでにMASTERの曲自体は90%以上クリアしているのであとはフルコンボをするか、イベントを回すかとかしか張り合いがないというのも現状の一つ。

そんなところで新たに最近はフルコンボをするためのアプローチとして精度を上げることに重きを置くようにした。当然、いきなりMASTERでのALL PERFECT(いわゆるAP)は不可能なので、10回プレイして9回フルコンボが可能なEXPERT曲でAPを取るトレーニングに切り替え始めた。

イベントをやっているとスコアに応じてポイントが高くなるシステムになっているが、最近気づいたことが一つ。別に難しい曲だろうが、易しい曲だろうが、ノーツの判定が良くないと高スコアに結びつかないことに。だったらイベントぶん回すときにわざわざひけらかすようにMASTER曲をしなくても、確実にフルコンボができてAPを取る練習ができるEXPERTに注力した方がよほど経験値が還元されるんちゃうんか、と。いうわけで最近はGREATが出ると「あ、ミスった」と感じるくらいにはずっとプロセカをしていると言っても過言ではない。

それだけだとあまり面白味もないからイベントに参加して色々なプレイヤーとも遊んだりするのだけど。マジでいろんな人間がいるんだなと実感することもある。遠回しにいえば頭のおかしい人間がたくさんいる(褒め言葉)。ゲームの名前通り、セカイは本当に広い。なんでフルコンできんねんと思う曲を平然とフルコンボ、ましてAPまでやってのける。機械が自動でしているのでは、と疑いたくなるが、やはりできる人は存在しているし、その人たちにも見えざる相当な努力が陰にあることも、まあ自分の体験を振り返ると想像に難くはない。

とは言え、直近の25イベはしんどかった。25というのは、プロセカにおけるメイングループの一つ、『25時、ナイトコードで』の略称。

イベランのラスト1時間、TOP3000以内圏内だと高を括って、少し目を離した途端すぐにボーダー順位が落ちた。それを取り返そうと奮闘するもあと一歩及ばなかった。初めてがっつりイベント頑張ったけど競争率高すぎました。

新しい発見、反省点だった。次回の25イベはもう少し上を目指そう。そのためにはプレイスコアを伸ばす必要があり、ひっきょう楽曲の精度を上げるのが一番の近道だ。どうしてもキャラクターのステータスでは他の人に敵わない部分もあるので、多い回数、良い精度で甘えないプレイを心掛けよう。こんなふうに書くとなんだか自分も初期に比べると向かう姿勢がずいぶん変わってしまった。短い言葉を使うならストイック。まあ良くも悪くも。

しかし、おかげさまで、自分を苦しめていた親知らずの痛みの緩和、抜歯後の痛みの緩和等はプロセカを真剣にプレイしていたことによる集中力が多大な貢献を果たしていたことは間違いない。ほんとうに痛みから逃げるようにプレイしていた。

その甲斐あってMASTERをこなす実力は確実に着いた自負がある。まさしく怪我の功名と言うべきじゃない?

そんな感じでプロセカの総括。皆伝☆☆☆達成、25イベ頑張った、けど詰めの甘さを痛感、課金は正義、そして『バグ』めっちゃいい(鬼リピ)。てところ。

あと、ずっと『愛して愛して愛して』が無限に頭の中で流れる症候群になった。体育館の裏で愛してほしいのかもしれない。首輪をつけてくれる相手なんてどこにも居やしないけど。

ヴァンパイアの実装も嬉しい。がんばろー。