合格してえ

 

仕事と資格勉強を両立することの難しさにあぐねている。

両立することにあぐねているというよりは仕事をしたことによって活力・体力が削られてしまい、勉強をよし、やるぞという気分になりきらないことが大きな障壁となっている。

こと、年齢を重ねるにつれ、夜を健全に過ごすだけのタフネスは確実に純減していることは確かで、正直言って充分な勉強時間を確保できているかと言われるとNOという札を上げることしかできない。そのでこぼこになってしまった学習装置はどうにか土日で埋め合わせてみようとするものの、休日は休日として休息に充てたいという身体の本能にしたがって結局惰眠を貪ってしまう顛末。

とどのつまり、まともに勉強なんてしちゃいないというのが本音。それでも迫りくる資格試験をどうにか無事合格するためには一定量の勉強と一定の質が求められるため、最終的な解決方法としては早めに行動をするという一点に集約してしまった。

幸いなこと、お盆を過ぎてから地道に続けていた勉強が少しずつ結実しようとしているな、という実感は得られてきた。

人間、どこかでつじつま合わせをしてしまう性質があるから、早くにやり始めたりすると途中で中弛みなんかするもんだけど、今年は仕事が忙しかったことが逆に功を奏したというか、怪我の功名というか、仕事が忙しいだけ、このままじゃマズいという危機感から勉強に触れていたことが大きかった気がする。

そうやって資格の勉強をしている中で様々な共通項が見えてきたことのうち、大切なのは過去問の反復に勝る勉強法はないということだった。

過去問を解く反復は刷り込み作業に似ている。解答・解説を繰り返し読むことで少しずつ真実という型枠にインクを塗り重ねていくような作業だ。当然過去問だけでは応用が利かない問題に遭遇することもあるけれど、まんべんなく見たときには問題を構成する半分以上は過去問の引用に過ぎず、過去問を繰り返し解くことで直感的に解答を導くことができるようになる。

そうするとさらに勉強する時間を効率的に活用することができるし、繰り返し解いて刷り込ませることでその内容を記憶する際に必要なメモリを圧縮することができる。少ないリソースで知識になるならば断然そちらの方がいいし、より多くの内容を網羅することもできる。

そういった感じで月末の資格試験まで一か月を切ったけれど、内心意外と落ち着いているし、慢心できないけれど自信を持って試験に臨めるようにもう少しだけ注力しようと思っている。ひとまず近況的なものはこんな具合で。

 

今年は暖冬らしくて。

もう11月に入ったというのに日中は半袖でも多少暑いくらいの日がダラダラと続いている。その一方で、昔の人いわくカメムシが大量発生する年は冬が寒くなるということも風のうわさが聞いた。今年はどちらになるか分からないし、今の情勢は混沌としているし、世間には何も期待できないし、信じられるのは自分しかいないけれど、年末に向けてまだまだ踏ん張らないといけないと己に発破をかけながら今日もぐだぐだと過ごしております。