言うだけ言う「忠告」。

 

二回目は気をつけて。二回目の方が断然きつい。二回目は覚悟したほうがいい。

って、当日まで耳に胼胝ができるくらい言われていたその正体は新型コロナウイルスのワクチン接種だった。

先月のお盆期間中に一度ワクチンを接種して、その際は注射した患部がやや腫れた程度だった。それから一か月が経過し、二回目のワクチンを打つという段になって、周囲が口をそろえて言っていたのが上記の文言だった。

発熱、悪寒、倦怠感。平日の接種なら一日大事を取ってもいい、と言われる始末で、そんなにキツイものなんだなとそれなりに覚悟をする猶予を与えてもらった。

そして実際に二回目の接種があった翌日、本当にみんなが言っていた通り、上記の症状は余さず自分の身にも起こった。熱は38度5分まで上がり、解熱剤を服用したり熱さまシートを付けたり、寝てみたりを繰り返し、36時間が経過するくらいになってようやく正常を取り戻した。久しぶりに全身がきつくて動くのすら億劫という状況になった。若い人の方が症状が重いという意見を目にしたことがあったけれど、実際そうなんじゃないかと思うくらいにはしんどい一日を過ごした気分だった。ただ、吐き気はなかったし、食欲が減衰することはなかったため、前日に食料と解熱剤とポカリを多めに買っておいたことが功を奏した。今振り返ってみて、二回目がキツイという文言をちゃんと受け入れてそれに応じて次善策を取っていたのは大正解だった。

ちなみに自分が接種したのはモデルナ製でこちらは接種の間隔が一か月間だった。もう一方のファイザー製のワクチンの副反応についての知識は明るくないけれど、多かれ少なかれ症状が現れるのが普通なのかもしれない。

ただ、二回目の接種を終えてなんとはなしに気持ちが安心したというのは事実だった。もしかすると今後コロナウイルスに罹患してしまう可能性は否定できないけれど、ある種の免罪符を与えてもらった気分ではある。それでだからと言って生活が変化するわけではないし、引き続き自衛に努めなければいけないことは自明なのだけど。

というのが一応二回分のワクチン接種を打った感想というか備忘録みたいなもの。いろいろ今後三回目の接種がどうのこうのという話が現実味を帯びてきているので、思い出す用に書いてみた。まあ三回目の接種が~という話と、先に二回分の接種をちゃんと完全に終わらせる方が~という話とあって、自分は後者の意見に賛成なのだけどこれらは地域性や年齢、立場によっても割れそうなところ。難しいよね、医療の最前線の現場で日々対応に当たっている方々については自身のためにも三回目のワクチン接種を行って抗体を増やした方がいいとも言えるし、感染状況を少しでも抑制するためにみなが平等に免疫を獲得することも重要だとも言える。

何はともあれ、一刻も早くコロナウイルスの収束・終息に向かうと良いのですけどねえ。

 


もう一つ、別の話。まるきり脈絡のない話。

嵐の松本潤といえば「常温の水」を日常的に飲むことがファンの間でお馴染みなのだけど、その影響を受けて自分も一年近く前から水を飲むことが常態になった。炭酸飲料やコーヒー、酒といった類は本当に限られたシーンでしか飲まなくなり、お茶を飲むのは飲食店など。普段の家での生活あるいは持ち歩く飲料は水になった。水を飲むほうが体内の老廃物を輩出するデトックス効果が期待できるらしく、加えて常温で飲むことになって内臓や筋肉の冷えを抑制できるというらしい。真実かどうか定かではないけれど、ようやく一年近く経過する段になって、身体の不調はほとんどなくなり肌荒れも少なくなったのは事実だ。

それで毎回ドラッグストアなんかで2L×6本入りの段ボールに入った水を買うのだけど、ふと年明けくらいにペットボトルキャップを集めたいなという気持ちが芽生えた。なんか急に集めたくなって、毎度水を飲み上げるたびにペットボトルキャップを洗って保管していた。そして先日、10か月程度が経過した段階で自分がどれだけのキャップを収集したのか気になって数えてみた。295個だった。単純に考えて毎日2L近い水を飲んでいた計算になる。夏場なんかはもっと多かったかもしれないけれど、意外と飲んでいるんだなという実感があった。ともあれ300個弱のペットボトルキャップって結構な量がある。手を突っ込んだときに手首まで隠れるくらいにはボリュームがあり、わしゃわしゃする感覚が非常に心地よい。まさしく塵も積もれば山となる、といったところで今後も収集するモチベーションになったことは確かだった。

ところで厚生労働省によると、成人が一日に必要とする水分量は2.5Lだそう。

計算式は体重(kg)×年齢別必要量(ml)=必要水分量で、

年齢別必要量が30歳未満・・・40ml

30~55歳・・・35ml

56歳以上・・・30ml

例えば25歳60kgの場合は2,400mlとなるため、やはり若い人はそのぐらいの水分量が必要だということが分かった。とすれば自分が普段から2L近い水を飲んでいることはあながち間違っていなかったということ。ただし、水分量というのは通常の食品にも含まれているため一概に飲料水のみの水分量で換算してはならない。しかも人間の体内でも一日あたり0.3Lの水が生成されるということだから実際にはもっと少なくてもいいらしい。逆に水を摂りすぎることも「水中毒」なんかを引き起こす原因にもなりうるため、過度な摂取は避けるべきだということですね。

とはいえ、毎日変わらず水分量を維持している結果なのか「保湿」という点においては自信がある。化粧品なんかのCMだと「潤い」というワードをことさらに強調してくるけれど、どうやら年を重ねるほど人間の保水力は失われ、あちこち乾燥するのだそう。水分が不足すると血行不良・肌代謝の低下などで少しの刺激で傷つきやすくなってしまうらしい。結果的に化粧水や乳液で保湿を補ったとしても効果は期待できず、投資だけが増えていく。以前、どこかかで一人の女性が一生の間に美容・健康にかける金額は1000万を超えるとか聞いたことがあるけれど、それもまあ存外的外れな金額ではないのかもしれない。

とかなんとか話は逸れたけれど、水分って大事なんだなと改めて思い知ったという気持ち。

 

だいたいそんな感じ。

今年もあと3ヶ月。あっという間。