それは「自分」というコンテンツ。

 

年末は実家に帰った。

自然とお金の話になって、周囲の貯蓄事情や仕送りのことなんかで言い合いになった。都会と地方では物価が違うからどうのこうの、手取りがこれだけだときついからどうのこうの。詳しいことは本人に確認しないと解らないこともある。実際、現実の相場でものを考えたとき仕送りが果たして必要なのか懐疑的だった──そう伝えた。

家庭によって、人によって、背景によって、かかるお金の額は目まぐるしく異なる。

自身は単純に仕事をしてそれで報酬を得る、というただそれだけのプロセスでしか貯蓄を肥やしていない。

他人なんかが言うには投資だの株だのって、お前の年齢だったらそういうことの一つでも、とかって言われるたびに「よくわからないので」なんて適当に受け流している。地に足のつかない儲け話をされてもうんざりするだけ。別段、収入に不満もないのだ。

ふとこれを書きながら、似たような話題で「FIRE」という概念を思い出した。

「Financial Independence, Retire Early(経済的自立と早期リタイア)」の頭文字を取って「FIRE」と言うらしく、後年の指標の一つとして注目されているらしい。肝腎の中身というと“若いうちに働いて投資元本を蓄財し、運用益で生活できる目途が立った段階でリタイアする”ということだそうだ。「FIRE」を実現するためには根幹となる二つのルールがあって、「年間支出の25倍の資産」と「4%ルール」があるらしい。

〇年間支出の25倍の資産・・・年間支出が300万円の場合、25倍の7500万円の資産があればFIREを実現できると考えられています。この7500万円を投資元本とすれば、元本を減らすことなく運用益で生活できるという意味

〇4%ルール・・・「生活費を投資元本の4%以内に抑えると資産が目減りしない」というルールです。投資元本7500万円の場合、年4%で運用すれば年間の運用益は300万円です。生活費を300万円以内に抑えれば、FIREは実現できます。FIREでは年4%での運用を前提としていることから、4%ルールが成り立ちます。

その辺のサイト(https://www.iyobank.co.jp/sp/iyomemo/entry/20211109.html)から拝借した引用文。ま正味よくわかってはいない。ひとまず一年あたりの支出の25倍の貯蓄を確保していればいいという話なのだろう。ざっと200万/年とすれば5000万が必要みたいな。そのためには今の貯蓄から何を削れば達成に近づけるかを検討するっていうことなのか。

一番簡単な方法は「収入を増やしつつ支出を減らすこと」になるだろう。前者は時勢に左右されるから明確な部分を決定することは難しいが、後者はわりかし現実的にどうとでもなりそう。ある程度の年齢になってきたら人間の生活なんてそうそう変わることもないし。それはたとえ家庭ができたからって家庭がなくなったからといってハチャメチャに変わるものでもないし、突き詰めれば生活費なのだから、とかって思っちゃうのだけど。結局FIREだのって恰好の良さげな文言を使っちゃいるけど生活費を切り詰めることが後々自分が楽になる手段ですよということなのだろう。自分はそう解釈した。

ってなことはどうでもよくて。

お金は人間の幸福度に影響するファクターの一つ。お金を持っていることも幸福の一つ。お金で経験や価値を生み出すのも幸福の一つ。お金は単体でも意味があるし、お金を別物に変化させることにも意味がある。そうか、だからわざわざ年末にお金の話なんかをしていたのかもしれない。大人たちの方がお金の価値はより理解しているからか。そういうことにしておこう。

自分はもう、そんなことはどうでもよいのです。君は社長候補だからとか、あの子と相対して君は仕事ができすぎるからとか、キャリアプランだとか、そういうこまっしゃくれたことばっかり話してきやがって。年齢と経歴が厚みを帯びるにつれ、最近そういう話が多すぎる。滅茶苦茶つまらないぞ。もっとフランクなことで盛り上がりたいんだこっちは。子どものころ遊んだベイブレードとかさ、ポケモンカードとかをさ、やりたいんだよ。ほんとうは。遊びに対して素直な気持ちになりたい。Pay to winとかが度外視されたようなプレイヤースキルに依存するようなひたすら修行のようなゲームを遊びたい。

今年はそういうゲームに触れていくのもいいのかもしれない。子どものころ、遊んではなかったけど面白いと言われているシリーズもの、たとえばファイナルファンタジーとか、色々リメイクもされていたりするやつとかいいんじゃないか。全然ありだぞ。ちょっとそれ目標の一つにしよう。絶対楽しいから。

ちなみに音ゲーのプロセカの件はこの一か月くらい全然ふれていなかったけれど、ようやく年末の仕事がひと段落ついたので再開した。結果から言うと腕前は上がっていた。コツを掴み始めた。一番の難関がMASTERと呼ばれるグレードだけど半分以上はクリアした。フルコンボはまだまだ先になりそうだけど、着実に実力になっている。

かつては苦手だったトリル系にも指が慣れてきた。ノーツに触れるフレームを短縮し、次のノーツに触れる猶予が生まれることで今まで追いつけなかったトリルにも対応できるようになってきた。確実に自分はうまくなっている。実感としてそれを得ている。うおおおお。ちなみにまだ上手くなるぞ。かかってこいよ、うおおおおおおお。

そんなわけで音ゲーのモチベーションが上がっており、別の音ゲーに触れたくなってきている病気に襲われている。何がいいんだ、何がハマるんだ。わからぬ。

とまあ、そういった感じで今年も音ゲーとか別ゲーとか遊びに注力しつつ、お仕事の関連はしたたかにやって、一応寅年なので「虎視眈々」をスローガンに掲げて参りたいと思っています。

ちょっと特殊な事業にも携わることができそうで、それによっては業界的にもブレイクスルーにつながる可能性が大きいのでそこらへん頑張りたい。あとは読書。これまで時間がないとかって言い訳して逃げていたけど、百億年ぶりくらいに読んでいきたい。

実は今年はやりたいと思っていることが結構あるので自分も楽しみでいる。

そうです、何につけても自分が一番楽しまないといけないのです。楽しむ要素、楽しむコンテンツをみずから生み出していく。それを野望にしてこそ、毎日は輝くのです。

 

そういうわけでここはひとつ。今年もどうかよろしくお願いいたします。